カテゴリ：不動産の役立つ知識 / 投稿日付：2021/07/02 07:01
『尾張旭市の不動産売却・買取はお任せください』
センチュリー21ピース代表のイトウです。
今回は『解体作業』についてお話します。
解体作業は業者選びが大事！とよく言いますね。
まったくその通りだと思います。
電気工事の職人として、様々な業者さんの解体作業に
関わらせていただきました。
電気の職人としては、作業前の設備撤去など準備作業の
場面でのお手伝いが主です。
いつも同じような場面での仕事内容です。
だからこそ、業者の違いが見えます。
解体作業は、既存の建物を壊してその廃棄物を適正に処分する
ところまでの責任を負います。
建物解体時には、大きな音も出ますし、ホコリも大量に出ます。
また、大きな重機や運搬用のトラック・ダンプなども出入り
します。
作業自体は、どの業者でも一緒です。
だからこそ、業者の作業の質が良く見えます。
結論を先に言ってしまえば
『激安で良い仕事をしているのを見た事はない！』
この一言に尽きます。
事前準備や、解体作業方法一つとっても、各社施工方法は
違います。
その違いは、丁寧な仕事ぶりかどうかだけだと思います。
イメージしてください。
激安業者は、
・近隣挨拶もなしに
・大きな重機（ワニの口のような機械）で建物を一気に
・グッシャーバキバキっとつぶして
・ホコリ大量発生させて
・隣の家に解体破片を飛び散らせ
・電線を引きちぎり
・道路の真ん中にダンプを停めて通行の邪魔をしながら作業して
・そして廃棄物がどの様に処理されたかわからない・・・
いくら、施工費が安いといっても駄目ですよね？
でも、いるんです！こういう業者が！
逆に、そこそこの費用は掛かるがきちんとした業者といえば、
上記とは、全く違う作業方法だと思ってください。
解体作業の目的は、様々だと思いますが、例えば、
そのあとに新しく住宅を建てる場合は、住む人が同じでも
変わったとしても、解体作業のせいで近隣と付き合いにくく
なってしまう場合があります。
気持ちよく、その場所で過ごすためにも、解体作業は
『思いやり作業』が出来てなくてはなりません。
細かくは説明しませんが、ネットで様々な注意点が書かれて
いるので、参考なされるのも良いでしょう！
ここまでは、良い業者を選びましょう！というお話でした。
ここからは、解体現場でどんな準備が必要か？どんな事を
するのか？どんな事に注意すべきか？などをお話していきます。
①引込線の撤去の申請
これは、 電柱から引き込まれているケーブル類を撤去する
為の手続きです。
この事前準備を怠って、のちのち断線による復旧工による
請求や補償を求められる場合もあるので、必ず手配しましょう。
この時には、約1週間から10日ほどの余裕を見てください。
②保護カバーの手配
①の引込線撤去手配はしたけれど、電柱の高圧線に触って
感電した・・・とならないように、必要であれば、電力会社に
保護カバーをしてもらう手配をします。
電力会社さんによって異なるとは思いますが、中部電力管内
では現在、保護カバー取付は有料となっています。
③通信線の撤去の申請
電気の線と同様に、解体作業前に通信会社に連絡を入れて
おきます。
ここで、現場で良くあるのは、NTTには連絡したが、ケーブル
テレビ会社には連絡入れていない・・・などの手配漏れです。
最近の住宅は、いろいろな会社のサービスが入っているので、
きちんと確認してください。
④水の準備
電気などと同様に、水道を止めてしまう場合もありますが、
作業時の散水用に、水は用意しておきましょう。
ただし、使用料など費用負担は、事前に業者と話し合っておくと
良いでしょう。
⑤その他
そのほかとして、浄化槽がある場合は、あらかじめ汲み取りを
済ませてきれいにしておきましょう。
また、古い住宅では井戸や祠（ほこら）のある場合もあります。
事前に神社などに相談してお祓いなどを済ませておきます。
とにかく、解体作業は安ければよいというものではありません。
解体した後のことも考えて、気持ちよく土地活用をするために、
オーナーさんも、不動産営業マンも、解体について少しだけ
知っていくとよいと思います。
今日のまとめ！
『解体作業は業者選びが重要』
次回は、『スマートハウス』についてお話します。
お楽しみに！
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